在籍/修了 |
在籍 |
入学年度 |
2017-04 |
研究科 |
総合文化研究科 |
専攻 |
広域科学専攻 |
コース・系等 |
広域システム科学系 |
研究課題
折紙工学全般に興味がある。
具体的には、以下のテーマに取り組んでいる。
・位相的結晶学を利用した折紙テッセレーションの分類、解析、生成
・剛体折り可能な四角形メッシュの解析
・ミウラ折りの押し出しによる面接着可能なサンドイッチパネルコア材生成と両面タイリング折紙のバリエーション
(Abstract accepted at 7OSME
http://osme.info/7osme/index.html
abstract: https://drive.google.com/file/d/14T4w7fQM_LzMVJom4qY35X3aflxFPM-6/view?usp=sharing
第12回 コロキウム構造形態の解析と創生 2017 論文発表(優秀講演表彰)p136~141
http://news-sv.aij.or.jp/kouzou/s17/htm/colloquium.htm
論文: https://drive.google.com/file/d/1mFOUkD7kuC_vRovOTumjJVwjHM0bcxje/view?usp=sharing
第17回ビジュアル情報処理研究合宿 ポスター発表(VIP Award:最優秀賞 ウサギィ賞:優秀賞)
https://vipcamp.org/report.html)
参加動機・キャリア構想
テクノロジーを使って多様性を許容する社会を実現するためには何が必要なのか、自分には何ができるのかを学ぶ。
例えばヒュー・ハーによる次世代のバイオニック義肢
https://www.ted.com/talks/hugh_herr_the_new_bionics_that_let_us_run_climb_and_dance?language=ja
は今まで受動的な義足で脚を引きずって歩いていたというハンディキャップを、脚の細かな動きに対応する駆動力付きの義足によって解決した。さらには人の能力の限界を駆動力によって超え、より疲れにく、より力強い歩行を可能にしている。このことにより、脚が無い、腕が無いといったことが「障がい」ではなく「多様性」であると認識することができる可能性をあることがわかる。
しかし、科学技術を過信することは非常に危険で、テクノロジーが全てを解決するという単一思考に陥ってはならない。重要なことはテクノロジーに頼ることではなく、事象をどうパラメーター化するかということである。その変数をどの分野で扱うかは問わず、パラメータによって最適な領域で扱えばよい。少なくとも、どの分野で扱うべき問題なのかを見極める力を養えれば幸いである。
キャリア構想は産と学の枠にとらわれない存在になれればと考えている。私の分野は幸いなことに社会が抱える直近の問題からヒントを得て研究テーマとすることができる。したがって、ある時は産業側に回って問題解決に徹し、それに付随して学問的に面白い課題が見つかったら論文を書くという立ち回りを柔軟におこなえるキャリアが見つかれば嬉しい。