代表あいさつ

21世紀における大学院教育の理想を求めて

石井洋二郎
東京大学 理事・副学長/プログラム責任者

大学院総合文化研究科は、東京大学におけるリベラルアーツ教育の中核を担う教養学部と密接に連携し、長きにわたり、単に先端的というだけでない、学際的・国際的な研究教育活動を展開してきました。このたび文部科学省の博士課程教育リーディングプログラムに採用された多文化共生・統合人間学プログラムは、当総合文化研究科が、情報学環・学際情報学府の協力を得て、これまで蓄積してきた文理融合的学知をさらに発展させ、社会に還元するために立案されたまったく新しいタイプの大学院教育プログラムです。このプログラムは、21世紀における大学院教育の理想的なありかたの具体的な追求、また、全人類に課せられた共生社会の実現という課題に取り組むリーダーの養成をその目的としています。

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今、教養とは何か

内野儀
東京大学 大学院総合文化研究科
超域文化科学専攻教授
プログラムコーディネーター

西洋中心主義の終焉がいわれて久しいなか、「共生」をキーワードにした、「今、教養とは何か、何でありうるのか」という問いに早急に答えなければ、21世紀的人類のあり方は構想できないのではないか。
このもしかしたらナイーヴすぎるかもしれない理想を失うことなく、「教養2.0=統合人間学」とでも呼べるもののイメージを、このプログラムの発展を通じて広く世界に問えればと考えています。

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タフな東大生を作る

園田茂人
東京大学 大学院情報学環/東洋文化研究所教授

学際情報学府アジア情報社会コースのコース長を4年強勤めてきた経験から、英語プログラムでの日本人学生の少なさ、その存在感の弱さを痛感しています。本プログラムを通じて、こうした悩みを払拭できる学生の育成に全力を傾けたいと考えています。
これまで様々な教育プログラムの運営に関わった経験を生かし、アジアに広く存在する研究教育上のパートナーやビジネスマンの協力を得ながら、文字通り「タフな東大生」を作りたいと思います。

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