代表あいさつ

多文化共生の前途を切り拓く

石田淳
東京大学 大学院総合文化研究科長/プログラム責任者

「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」は、総合文化研究科の5専攻と学際情報学府の学際情報学専攻を責任母体とする、部局・専攻横断型の大学院プログラムで、平成25年度に文部科学省の「博士課程教育リーディングプログラム」に採択されました。その5年一貫の教育プログラムは、多文化共生の理念の実現に向け、人類社会の前途を切り拓く俯瞰力と独創力を具えたリーダーを育成するべく、既存の学問分野の枠を超えグローバル社会の諸課題に挑む知性の涵養に取り組んでいます。

石田淳

今、教養とは何か

森山工
東京大学 大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授
プログラムコーディネーター

「共生」をキーワードに据えるとき、異文化という他者はもとより、文化的な差異だけにとどまらない多元的な差異にもとづく他者と対峙することが必要になります。このような意味で「多元的共生」を構想するためには、みずからの拠って立つ土俵を相対化しつつ、他者の声を聞き取り、他者の視点に寄り添う能力、そして他者との関係において自己の位置をはかりとる能力が求められるのではないでしょうか。こうした自己相対化の力こそ、本学の「教養」が育もうとしているものにほかなりません。大学院レベルの高度教養を実現し、それを「統合人間学」へと収斂させてゆく道のりを問いかけることができればと考えています。

森山工

タフな東大生を作る

園田茂人
東京大学 東洋文化研究所教授

学際情報学府アジア情報社会コースのコース長を6年勤めてきた経験から、英語プログラムでの日本人学生の少なさ、その存在感の弱さを痛感しています。本プログラムを通じて、こうした悩みを払拭できる学生の育成に全力を傾けたいと考えています。これまで様々な教育プログラムの運営に関わった経験を生かし、アジアに広く存在する研究教育上のパートナーやビジネスマンの協力を得ながら、文字通り「タフな東大生」を作りたいと思います。

園田茂人