プログラム概要

IHSの概要

東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム」(IHS)は、2013年度に採択された、東京大学大学院総合文化研究科と情報学環・学際情報学府を主たる責任母体とする大学院教育プログラムです。

教育研究上の目的

本プログラムの目的は、学際的・複合領域的な5年一貫の博士課程教育プログラムを実施することで、多文化共生社会の実現に取り組む次世代トップリーダーを養成することです。

養成する人材像

本プログラムでは、多文化共生という理念へのチャレンジを先導する人材に必要な学知を、専門性を備えつつさらに広い視座を持ち、新たな価値を創造する「新しい教養」と定め、それを「統合人間学」と名付けます。本学位プログラムによって養成する人材は、統合人間学という21世紀型の新しい教養を修得し、多文化共生社会という人類に課せられた重要なテーマに取り組むことのできる次世代トップリーダーです。

基本データ(2015年6月30日現在)

  • プログラム責任者:石井洋二郎(東京大学 理事・副学長)
  • プログラムコーディネーター:内野儀(東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • プログラム担当者数:86名(うち学内教員65名、学外者21名)
  • プログラム専属スタッフ数:28名(うち教員9名、その他19名)
  • プログラム学生数:51名(うち修士課程29名、博士課程22名)

統合人間学・4つの力の涵養

統合人間学・4つの力の涵養

洞察力

人間と人間を取り巻く環境、人間の歴史性と真摯に向かい合うことで微小な変化を見逃さない検知能力で世界を捉え、重要度を識別する判断力で共生の課題を発見する力である。本プログラムはグローバル化社会における多文化共生の問題を専門分野の枠内には留まらない広い視座から見出し、それを深化させ、自分の課題として受け止めることのできる人材を養成する。

創造力

共生理念の実現による新しい社会のモデルを提示する社会構想力である。各自の専門性を軸として身につけた高度な教養を土台として、新たな価値を創出して次世代の社会的枠組みをアウトプットし、社会に「革新」をもたらす社会構想力と、それを実現する実行力を兼ね備えた人材を本プログラムで養成する。

協働力

日本、アジアという地理的歴史的条件を背景に卓越した国際的感覚と少なくとも3ヶ国語による豊かなコミュニケーション能力をもち、異なる他者に共感と理解をもって関わることのできる者、また、在学中に学内学外にできたネットワークを生かし、専門や立場を超えて知の分散的協働を可能とする人材を養成する。

統合力

コンフリクトの解消と共生理念の実現のために臨機応変な対応力を生かして利用可能な知識を統合する力である。本プログラムは文理融合的教養を背景に、透徹した論理で自分の課題を掘り下げ、困難に対して臨機応変な対応力を発揮し、貪欲に多分野の知見をまとめ上げ、それを博士論文という結果に収斂させられる人材を養成する。


育成する人材の職種イメージ

人文系の知識を活かした社会貢献

  • アーツカウンシル (国、地方自治体)のプログラムオフィサー
  • 国際キュレーター
  • 国内外美術館・博物館学芸員
  • 公共劇場統括責任者
  • 官公庁 (国、地方自治体)の文化芸術振興担当官
  • 企業のメセナ部門担当者
  • 開発コンサルタント
  • 開発系NGO・シンクタンク
価値・感性

格差と人権問題の解決のために

  • 世界銀行
  • UNESCO
  • 国連難民高等弁務官事務所
  • WFP
  • UNDP
  • アムネスティ・インターナショナルなどの国際NGO
  • NPO職員
  • 発展途上国の日本大使館アタッシェ
  • 発展途上国における医療コーディネーター (NPO)
  • NGO
  • JICAなどの援助機関と大学などの研究機関の教員を兼ねたり、組織を往復
格差・人権

移民問題を背景に

[国内]
  • 移民政策専門家
  • 多文化共生ケースワーカー
  • ソーシャルワーカー (市町村だけでなく外国人労働者のいる企業内の専門家)
  • 再定住コーディネーター
  • 難民申請者の通訳
  • 専門家証人
[国外]
  • 世界銀行や国連などの国際機関での専門職など国際協力の政策立案、実施責任者
  • 海外に展開する企業でも現地の人権状況などを分析、対処する人権専門家 (法務省、弁護士、NGOの中での専門職)
  • 外務省、経産省、JETROアジア経済研究所などの専門家
移動・境界

広報・ジャーナリスト

  • 専門性をもった記者
  • ジャーナリスト
  • 編集者
  • 企業や大学の広報担当
  • 多国籍企業 (IT、メディア等)のプランニング担当
情報・メディア

急成長する領域で社会と大学を絆ぐ
—ライフサイエンスと情報

  • ベンチャー企業の創立者・支援者
  • 企業内研究者
  • 研究支援コーディネーター・アドミニストレーター
生命・環境

科学技術と社会の問題の解決を目指す

  • 国際機関・国内機関の専門職員
  • NPO法人職員
  • 公務員
  • 教員
  • 科学技術インタープリター・コミュニケーター
科学技術・社会

社会に開かれた大学や企業、行政機関を作る

  • 大学の国際本部・国際連携セクション
  • 多国籍企業の国際事業部・国際人事部門、財団法人、自治体国際化協会の職員
全般

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